日蓮宗信仰徒然

日蓮宗信仰徒然

種種御振舞御書

日蓮は幼若の者なれども法華経を弘むれば釈迦仏の御使(おんつかい)ぞかし。わづかの天照太神・正八幡なんどと申すは此の国には重けれども、梵釈・日月・四天に対すれば小神ぞかし。されども此の神人なんどをあやま(過)ちぬれば・只の人を殺せるには七人半なんど申すぞかし。太政入道・隠岐法皇等のほろび給いしは是なり。此れはそれには・にるべくもなし。教主釈尊の御使ひなれば天照太神・正八幡宮も頭をかたぶ(傾)け、手を合せて地に伏し給うべき事なり。法華経の行者をば梵釈・左右に侍(はんべ)り、日月・前後を照し給ふ。かかる日蓮を用いぬるとも・あし(悪)くうやま(敬)はば国亡ぶべし。

 

日蓮本仏の文証ではない。教主釈尊の御使い(上行菩薩)、法華経の行者と言われている。